自転車保険義務化とは
広島県が制定した
「広島県自転車の活用の推進及び安全で適正な利用の促進に関する条例」
によるもので制定理由として
自転車を利用される方々の保険加入を充実し,万が一の事故に備え,安心して自転車を利用できるよう促進していくため,また,自転車利用者の保険加入意識の向上のためにも努力義務では不十分と考え,義務化とした。
と、あります。
詳しくは下記リンクに広島県の公式ページに飛びますので
ご参考ください。
どのような保険があるのか
自転車保険の形態はさまざまですが大きく分類すると
「人にかける保険」 と 「自転車にかける保険」
この2種類があります。
人にかける保険とは
これは主に自転車に乗る人にかかるので
いくつもの自転車を所有している人にはこの「人にかける保険」が良いでしょう。
代表例として各社コンビニなどで加入できるものがあります
調べてみたところ
セブンイレブン 自転車保険本人型 3,220円/年
ローソン 自転車保険本人型 3,320円/年
ファミリーマート自転車保険本人型 3,420円/年
と、各社ほぼ横並びの価格となっていました(2023/2月現在)
このタイプのメリットは
・自転車本体を持ち込まなくても簡単に加入できるものであり
時間がない人でもOK
デメリットとしては
- 点検がなく自転車そのものが事故原因となることも。
- ネット環境が必要であること
- 自転車保険の保険証書が発行されない
などがあります。
自転車にかける保険
これは自転車にかけるもので代理店などで自転車を持ち込み登録する方法があります。
悠々サイクルではこの自転車型保険に加入することが可能で
三井住友海上の行っている 「TSマーク緑」の取り扱いがございます。
これにより自動車の車検制度同様、自転車の点検を合わせて行えるので安全な状態で保険に加入することが可能となります。
※当店では点検内容に注油 調整 虫ゴム交換などの基本メンテナンス項目も含まれているので、異常がなくとも長く自転車を利用いただくことが可能
TSマーク緑とは
2022年12月より新たに制定された自転車保険制度です。
それまでは赤色TSマークが主流でした。
しかしながら赤色TSマークは制限が多く形だけの保険で
なかなか活躍する機会がありませんでした。
保険金が下りるのは相手に重度後遺障害もしくは死亡時のみ
(重度後遺障害とは他人を死亡もしくは視力の喪失、半身麻痺などが該当)
以下リンクに公式の概要を張っておきます。
大雑把に言うと、相手を死亡かそれに準ずる状態(就業不可能な状態)
にしないと保険金が下りず、骨折 打撲 その他多くのけがには全くの無力の保険でした。
これでは保険と十分に言えるものではなく改善の声も多かったために
新たに「緑TSマーク」として誕生しました。
緑TSマークの内容
これは「すべての人身賠償責任」が対象となります。
骨折や打撲、その他の症状に対して個人が民事上の損害賠償責任を負った際に確実に機能する心強い保険です!
さらに損害賠償金だけでなく、事故の話し合いが難航することも珍しくなく法律に対しても無知の一般人からすると不安材料ですよね。
その備えとして「示談交渉サービス」もこの中に含まれています!
これで万が一事故を起こした際に、相手との話し合いが難航もしくは相手が専門家であった場合でも安心して事故対応に取り組むことが出来ます。
どこで契約できるのか?
これは東広島市では「悠々サイクル」のみ取扱店となっています。
「広島県の安全整備店検索 - 公益財団法人 日本交通管理技術協会」
カナガキ自転車 あさひ自転車 寺家サイクル PALMともに赤TSマークのみとなっており
前述してある通りほとんどの場合では機能しないことが多いのでご注意ください。
価格はどれくらいなのか?
新車購入時であれば1,500円/年
2年目以降の継続や、持ち込みの場合 2,800円~/年(スポーツ車は+500円)
となります。(2,800円~というのは点検時にブレーキや保安部品に不備があればその部分の取り付け費用が発生するためです)
コンビニ3社が3,300円前後を考えると
点検付きでかなり安く抑えることが出来るのでお得です^^
下記当店地図
万が一の事故を起こしたときに
「守ってくれると思っていた保険が実は機能しない」
なんてことにならないようにしっかりとご自身の保険内容をご確認いただき
もし未加入であれば当店での加入検討よろしくお願いいたします。
(※3月-4月は入学シーズンのため預かり対応となる場合がございます。)
併せて全国的施策になりますが
ヘルメットの努力義務化についてもまとめた記事がございますので
良かったらご覧ください。