通勤のスタンダードを再定義する
サイクルベースあさひから発売されている電動アシスト自転車「オフィスプレスe」は、その洗練されたデザインと優れた実用性で、通勤・通学の新たなスタンダードを築いてきたモデルです。
特に、2020年にはそのシャープなフレームデザインと機能性が評価され、「グッドデザイン賞」を受賞するなど、ビジネスシーンに溶け込む電動アシストサイクルとして多くの支持を集めてきました 。
今回のリニューアルは、単なるマイナーチェンジに留まらず、ユーザーからのフィードバックや市場のトレンドを深く分析し、日々の使い勝手やメンテナンス性を追求した、コンセプトそのものの深化と捉えられます。
本稿では、旧モデルから新モデルへと変更されたポイントについて、表面的な事実だけでなく、その変更がもたらす真の価値を徹底的に分析します。
機能性の進化 変更点
今回の「オフィスプレスe」リニューアルの核心は、走行性能とメンテナンス性を高めるための、一歩進んだ技術的判断にあります。
ドライブユニットやブレーキシステムといった心臓部の刷新は、単なるスペックアップではなく、ユーザーエクスペリエンスを根本から見直すという明確な意図に基づいています。
新世代の心臓部「スプライン式ドライブユニット」
新モデルでは、ドライブユニットの台座が改良され、その固定方法が従来の圧入方式からスプライン式へと変更されました。

スプライン式とは、モーターとクランク軸を歯車のような凹凸で噛み合わせる固定方式であり、ペダルを漕ぐ力がよりダイレクトかつ強力にモーターに伝わることが技術的な特徴です。(トルクが加わった際のガタが無い分エネルギーロスがなくなる)
この変更は、単に「品質と安全性の向上」というだけでなく、ユーザーの走行体験に直接的なメリットをもたらします。
まず、ペダルを踏み込んだ際のパワー伝達ロスが最小限に抑えられ、漕ぎ出しから非常にスムーズで力強いアシストを体感できるようになりました。
さらに、スプライン式は従来の固定方式に比べてペダルとモーターの接合部のガタつきが生じにくく、長期間の使用においても高い品質と安全性を維持します。
(転倒時にペダルを強打することによるクランク交換リスクの減少)
これにより、走行中の異音の発生が抑えられるほか、ドライブユニットの寿命が延び、結果として長期的な所有コストの低減にも繋がります。
この技術的進化は、日常のストレスを減らし、長期間にわたる満足度を高めるための、ユーザー目線に立った戦略的決定と言えるでしょう。
「機械式ディスクブレーキ」の真価
旧モデルのオフィスプレスeは、その価格帯では珍しい油圧式ディスクブレーキを搭載し、高い評価を得ていました 。
しかし、今回のリニューアルでは、あえて機械式ディスクブレーキが採用されています。

この変更は、一部のユーザーからは性能低下ではないかという懸念の声も上がっているようです 。
しかし、この選択は、ターゲットユーザーに最適化された、非常に合理的な判断であり、性能の「低下」ではなく、むしろ実用性の「最適化」であると評価できます。
まず、ディスクブレーキの最大の利点である「雨の日でも安定した制動力」は、油圧式・機械式ともに共通です。
リムブレーキとは異なり、水や泥の影響を受けにくく、通勤や通学で天候に左右されない安心感を提供します 。
さらに、機械式ディスクブレーキは、そのメンテナンスの容易さに大きな強みがあります。
油圧式の場合、定期的なオイル交換やエア抜きといった専門的な整備が必要となるのに対し、機械式はワイヤーの張り具合やパッド調整をネジで簡単に行うことができます 。
これは一般的な自転車のメンテナンス感覚に近く、専門的な知識や工具がなくてもユーザー自身で微調整が容易です。
この特性は、頻繁に専門のショップを訪れることが難しい多忙なビジネスパーソンや、手軽さを求めるユーザーにとって、非常に大きなメリットとなります。
また、機械式ブレーキレバーは油圧式に比べて軽量であり、自転車全体の重量削減にも寄与します 。
製品価格を旧モデルから据え置いたまま 、ユーザーの潜在的なメンテナンス負担を軽減し、利便性を向上させたこの選択は、コストと価値のバランスを巧みに考慮した優れた決断と言えるでしょう。
乗り心地を再構築する「フレーム形状」と「7速シフト」
今回のリニューアルでは、フレーム形状の見直しも行われ、デザイン性の向上と同時に、走行安定性も高められました。
細部まで見直されたフレームは、見た目の美しさを追求するだけでなく、剛性を最適化することで、都市部における様々な路面状況でも安定した、快適な走行を実現します。

さらに、シフト段数が旧モデルの8速から、操作性に優れた7速に変更されました 。
多段化は一般的に高性能の象徴と見なされがちですが、日常の通勤・通学では、多すぎるギアはかえって煩雑さや迷いを引き起こすことがあります。
7速に絞ることで、変速操作がシンプルかつ確実になり、信号でのストップ&ゴーが繰り返される街中での走行がよりスムーズになります。
実際の街中では8速全て使うことは稀であり、せいぜい2-3速 中には変速を使ったことが無いという方も多く存在します。
この変更もまた、機械式ディスクブレーキの採用と同様に、専門的な知識を持たないユーザーがストレスなく、安心して使えるようにするための配慮であり、結果として「操作性の向上」という製品の核心的な価値に貢献しています。
またスプロケットやディレイラーの交換費用も抑えられるために、ランニングコストの低減にも一役買っています。
デザインと快適性の追求:通勤を”特別な時間”に変える細部のこだわり
「オフィスプレスe」は、その優れた走行性能だけでなく、日々の通勤をより快適で楽しくするための細部のこだわりが随所に散りばめられています。
実用性と美観を両立するディテール
まず、フロントバスケットの網目が小さく改良されました。

これは、ビジネスバッグや書類、小物といった荷物を入れた際に、隙間から落下する心配を軽減し、より安心して荷物を運べるようにするための工夫です。
次に、サドルとグリップには人間工学に基づいた設計が採用され、長距離走行でも手首や臀部への負担が軽減され、通勤の疲労感を和らげます。
新カラー「ブロンズ」
旧モデルのボルドーから、落ち着きのある「ブロンズ」へとカラーがリニューアルされました 。

ブロンズは、旧モデルが持つ華やかさとは異なり、ビジネスシーンに調和する洗練された色合いであり、メタルグレーやホワイト と並び、より幅広い層に受け入れられるデザインとなりました。
このカラー変更は、単なる見た目の刷新ではなく、製品が持つ「スマートで洗練された通勤スタイル」というコンセプトをより深く表現するための重要な要素です。
オフィスプレスeは”こんなあなた”におすすめ
今回の「オフィスプレスe」のリニューアルは、単なるスペックの更新ではなく、「都市を軽快に駆けるスマートな相棒」という、本質的なコンセプトをさらに研ぎ澄ませたものです。
ドライブユニットのスプライン式への変更は、よりスムーズで力強い走行性能を実現し、機械式ディスクブレーキや7速シフトへの変更は、日々のメンテナンス負担を減らし、誰もが安心して乗りこなせるための「最適化」という視点に基づいています。
これらの変更は、価格を据え置きながらも、より高い品質と使いやすさを追求した、メーカーの強い意志の表れです。
上記のコンセプトを探している方にはぴったりの1台です。
新しい「オフィスプレスe」は、あなたの通勤・通学を、単なる移動手段から、毎日が待ち遠しくなるような”特別な時間”へと変えてくれるでしょう。
当店でも取扱いがありますので、ご購入の際はご相談ください。
メーカー小売希望価格 148,500円のところ141,980円(防犯登録など諸費用込み)
もちろんフレームコーティング ワイヤーコーティングを施した状態でお渡しいたします。
全国のあさひ自転車でお買い求めの際は下記より店舗受け取り選択可能です。