2023年末頃よりパナソニック電動アシスト自転車のラインナップに
ティモMXが新登場しました。
通学通勤で人気のティモシリーズの新しい顔ぶれとして人気になること間違いなし。
今回はそんなティモMXについて従来のティモDXとの相違点を解説していきます。
ティモシリーズとは
大きく分けると
- ベーシックモデル→ ビビ (お買い物)
- 通勤通学高耐久モデル→ ティモ (頑丈でWロック)
- 子乗せ特化モデル→ ギュット (3名乗車可能)
- シニア向けモデル→ ビビS L (軽くて小柄なフレーム)
という様に冠名がついており、それに沿った特徴ある商品構成となっている。
以下からは主にティモ新旧モデルの違いのみについて解説していこうと思います。
新型ティモMXとDXの違い
サイズがコンパクト
タイヤサイズが従来のティモDXが27インチに対して
新型MXは26インチでコンパクトです。
他のティモシリーズは可愛いものしかなくDXに乗りたかったが、サイズの観点で諦めていた方には朗報です。
適応身長
- ティモMX 141㎝~ サドル地上高 74.0㎝~
- ティモDX 149㎝~ サドル地上高 79.0㎝~
タイヤが太い
一般自転車の90%以上は〇〇×1 3/8というタイヤサイズなのだが
ティモMXにおいては 26×1 1/2という1サイズ太いものが標準装備されている。
これにより得られる恩恵も多く
- 耐荷重が増加する
- リム打ちパンクに強くなる
- 空気圧低下が緩やかになる
- 乗り心地と安定感が向上する
というメリットがあり、デメリットは
- 走行抵抗の増加
- ハンドリングの鈍化
- タイヤ交換費用の増加
が挙げられる。
しかし走行抵抗に関してはアシストがあるので帳消になり
タイヤ交換費用も数年に一度、片側2,000円程度の増加なのであまり気にならない部分ともいえる。
しかもこのティモMXに標準装備の足楽タイヤはティモ唯一の日本製タイヤ
ワンランク上のタイヤが標準で装備されているのは非常にうれしいポイントです。
(他ティモ標準のCSTタイヤの1.5倍ほどの価格はします)
クランクが短い
一般的な自転車のクランクの長さは165㎝で統一されています。
しかしティモMXはこの長さをさらに短くして
155㎝のクランク長となっています。
これにより
- 最下点が短くなることで、小柄な人でもペダルに足が届くようになる
- 軌道円が小さくなり、回転数を上げやすくなることで坂道に強くなる
- 身長が大きな人間でも最上点での窮屈さが解消される
等の恩恵が受けられます。
この部分は気に入らなければ従来の165㎝に変更できる部分なので、実際に乗ってみて確かめても良いと思います。
変速段数が減少
ティモDXでは内装5段変速でしたがMXでは内装3段変速に変更されています。
普通に考えればネガティブな変更点ですが、私は改善点だと思っています。
というのも当店のレンタル自転車のラインナップにティモDXがあり
通勤などで乗っていた経験からすると
- 内装5段も使用しない
- 3段変速になることで部品コストが削減
- 内装5段変速は変速時に引きが重く、力が必要
上記理由でシンプルになり価格も抑えられるので、私は賛成派です。
バッテリー容量が変更
ティモDXはパナソニック主流の16.0Ahに対して
ティモMXは12.0Ahのバッテリー容量である。
基本的にバッテリーは大きいほうが充電回数が少なく済むので
長期間の劣化度合いを考えると、通勤通学などのヘビーユーザーにいてはマイナスポイントです。
よく「通勤だけだから」 「通学で使うだけだから」といいますが
実は通勤通学が多くの場合で最もヘビーユースで
使用環境も厳しく劣化も激しいことを認知していない方も多くいます。
メーカー試験によるとは700回充電で新品時の50%程度になるといわれています。
買い替えでは45,000円ほどになる事からこの点は留意しておいた方が良いでしょう。
まとめ
ティモDXとMXの相違点をまとめましたが、意外と変更点は多いなという印象でした。
- サドル高が低く低身長にも乗りやすい
- タイヤが小さくて太い
- クランク長も短いので、足が回しやすい
- 変速段数が5段→3段
- バッテリー容量の変更
価格がティモDXと比較して10,000円安くなっているのでグレードダウンばかりかと思いきや
タイヤの部分など改善点もあり、考えられていると思いました。
身長160‐170㎝の方であれば新旧どちらの車種でも乗れる身長ではあるので
是非、上記ポイントを参考に車種選びを行ってください。
下記に過去記事での電動アシスト関連リンクも貼ってありますので興味のある方は読んでみてください。