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スウィッシュ125 スクーターギアオイル交換 

スウィッシュ125 スクーターギアオイル交換

走行距離が8000㎞付近になりエンジンオイルは1500㎞程度で交換しているが

ギアオイルは一切交換してなかったので、今回はスウィッシュ125のギアオイル交換記事です。

 

ギアオイルの役割

エンジンオイルはよく聞くけれどもギアオイルってあまり聞かないし重要視されてない項目じゃないですか?

 

ネット上でも廃車まで無交換で運用した「交換不要説」があるほどです。

 

スクーターのギアオイルは、主に以下の3つの役割を果たします。

1. 潤滑

ギアオイルは、ギアボックス内の減速ギヤやベアリングなどの可動部品間に潤滑膜を形成し、摩擦や摩耗を低減します。

  • アチェンジのスムーズ化
  • 異音の抑制

 

2.冷却

エンジンオイルと同様に、ギアオイルはギアボックス内の熱を吸収し、放熱を促します。適切な冷却によって、以下の効果が得られます。

  • エンジン内部の部品の保護
  • 熱による変形や破損の防止
  • オイル性能の維持

 

3.防錆

ギアオイルは、ギアボックス内の金属部品の表面に薄い膜を形成し、錆や腐食を抑制します。

これらの役割を適切に果たすために、定期的なギアオイルの交換が重要です。

 

 

話はそれましたが、それなりに重要な項目ですね。

 

オイル抜き作業

スウィッシュ125のギアオイルは50mlと書かれている付近のねじ上下です。

下側のねじが抜くためのドレインボルト

上側のねじが入れるためのオイルキャップ的なネジです。

 

スウィッシュ125ギアオイル交換

8000㎞付近で想像していた通りかなりドロドロで泡立っています。

消泡成分の効力もなく、これでは洗浄や潤滑もままならない状況です。

 

今回使用したギアオイルはカストロのギアオイルです。

2輪用で専用設計なのと、価格もリーズナブルなのが選定ポイント。

ホームセンターなどでもたまに見かける商品です。

 

10w-40とありエンジンオイルと共用可能と書かれているブログもありますが

  • 1度の使用が50mlと少ない
  • 粘度は同じでも成分が違う

上記2点の理由で専用品を購入することにしました。

 

オイル補充作業

通常のエンジンオイルのようなじょうごやオイル継ぎでは入らない小さな穴なので

私は自転車屋さんなら大抵は整備用具として置いてある

「シリンジ 注射筒」を利用します。

 

スウィッシュ125ギアオイル交換

 

抜いたオイルが40ml‐50ml程度なので

ギアオイルを吸いあげる→上の穴から注入

上記作業を8-10回繰り返せば補充が出来ます。

 

この時に必ずセンタースタンドを立てなければ漏れて溢れてくるので

スタンドを立てた状態で行いましょう。

 

廃油の捨て方

ギアオイルは上記に記した通りたったの40-50mlなので

写真のような小さな箱に、いらない紙や新聞紙を切り刻んで流し込むだけで自然と吸ってくれます。

ギアオイル廃油

後は燃えるごみとして捨てれば問題なし。

 

上記全ての作業は15分程度でエンジンオイルよりも簡単なので、もっとこまめにやっていればよかったと反省しました。

次回からはオイル交換を同時に行おうと思います。

 

生産終了で後継機がないスウィッシュ125なので、これからも可愛がってやろうと思います。