ロードバイクのキャリパーブレーキシュー純正の型番って英語ばかりで分かりにくいと思ったことはありませんか?
私も型式だけで違いが判らなくて、調べたのですがなかなか思った性能の違いを説明している画面にたどり着けなかったことがあります。
個人的な備忘録含めて各モデルの違いを記していきます。
価格
これは結構明確で
R50T2<<R50T4<R50T5
となっています。
2023年6月時点の税込み定価設定は
- R50T2 ¥833
- R50T4 ¥1,080
- R50T5 ¥1,256
となっています。
性能の違い
シマノブレーキであるだけでも汎用ブランドと比べ絶対的な性能は大きく違います。
その中でも細かくスペックの違いがあるのでご紹介していきます。
R50T2
もっともこの中で安く唯一1,000円でお釣りがくるモデル。
基本的性能が高水準で形成されているが、ウェット性能が致命的な「1」
梅雨時期や冬場は制動力の低下が避けられず、安全性が求められるブレーキでは少し不安。
逆に「晴天時」 「日中」しか走らない方であればコスパ的にGOODモデルである
R50T4
R50T4はT2に比べ全天候型に割り振ったバランスモデル。
ウェット性能が劇的に改善され、通勤通学には価格と性能のバランスが非常に取れているモデルである。
※通勤通学程度では耐フェード性能は無視しても良い項目である。
しかしリムの攻撃性が若干増加しているので、月に一度は中性洗剤でリムをふき取りクリーニングしたほうがよさげ。(アルコールティッシュでもよい)
R50T5
最もラインナップ上で高価な「R50T5」
価格とナンバリングが上位だけあり、各性能かなり高水準です。
ウェット項目のみ「R50T2」に負けているが
そのほかの値では価格差¥400を許容できればこれ1択だと思っています
ブレーキシューを交換しないとどうなる
ブレーキシュー を交換しないとシューの土台にある金属がリムを削って攻撃を与えてしまい金属と金属がこすれるような状況に陥ってしまいます。
そのまま走行するとブレーキ シューの金属がリムを削りきってしまい、最終的にはタイヤ空気圧に負けて バーストしてしまいます。
※当店預かり車両です
こうなってしまうと修理金額としては「タイヤ」 「チューブ」 「 ホイール」「摩耗ブレーキ」の4点セットの交換となり、どんなに安い組み合わせでも1万円以上の出費となってしまいます。
(この車両ではタイヤは何とか生存していたので3点でした)
まとめ
ブレーキシューについて考えたことのなかった人も多いと思いますが
タイヤと同様に事故に直結する大切な部分であるブレーキシュー
タイヤと比べ価格差は誤差レベルの程度感なので、当店のおすすめは「R50T5」です。
もちろんお財布事情が厳しい方には汎用ブレーキシュー¥580~用意がありますので
まずは「すり減ったら潔く交換」を心がけてください。