非純正リチウムイオンバッテリーの存在
各種ネットショッピングで検索していると
という商品名で存在するものが互換品である。
はめ込みの穴の形状をと端子部分を真似すれば「スッ」と入ってしまうので作成しやすい背景にあるのであろう。
これらの非純正互換バッテリーは相場的に正規品のものと比べて10,000円ほど安いものが多く確認できた。
リチウムイオンバッテリー取り扱いの難しさ
リチウムイオンバッテリーを分解したことがある人がいればご存じであろうが
内部を分解してみるといくつかの「セル」と呼ばれる小さな電池の集合体であることが多い。
そのセルを少しでも分解しようとすると、、
「やけどを起こすほどの高温になる」 「火花が出て発火する」
大体この上記2つのパターンが発生することが多い。
何が言いたいのかというと、電池の制御はもちろん落下時の保護などの性能も高いバランスで保たないと、安全性を確保できない非常にデリケートな製品ということである。
国内3社ともにリコール経験あり
国内で販売している9割近くのシェアを誇る
「パナソニックサイクルテック」 「ブリヂストンサイクル」 「ヤマハ発動機」
この3社の技術力をもってしても全ブランドにおいてもトラブルが発生
「発火」 「電子制御関係」でのリコールにより該当品は全数交換対象となっている。
開発費や安全性に莫大な資金をかけて投資しているにもかかわらず
思わぬ不具合が発生するのがリチウムイオン電池であるので
サードパーティによる互換品の安全性の低さは言うまでもないと考えている。
バッテリーによる発火事件
2017年から2021年においてバッテリーの発火件数は約8倍に膨れ上がっている。
しかも非純正品の注意書きには
「不具合による出荷の可能性」も書いてあるという。
※こんなの怖くて使えないですし、それで商業施設などで発火すると賠償金がとんでもない金額となります。
メーカー保証対象外
「非純正バッテリーを搭載した状態で発生する不具合は、メーカー品質保証規定に基づきすべて対象外となる」
各社メーカーは純正のバッテリーを使用し設計や安全管理を行っている。
そこが社外品となることで電気系統に様々な不具合を生じさせ、結果的に破損となるリスクすら潜んでいる。
電動アシスト自転車バッテリーは純正品
2015年あたりに全ブランドからリコールにより回収となったリチウムイオンバッテリーも、現在は完全新設計で販売されており、製品設計による発火事件などは発生していません。
購入店舗 全国の量販店などでリチウムイオンバッテリーは購入が可能です。
価格は約40,000円と高価ですが、互換品も30,000円程度と大きな価格差はないために
メーカー純正品を買ったほうが結果的に満足のいく結果となると思います。
※社外品は経験則として寿命が短い傾向にある。
またメーカー品は2-3年の品質保証が付属しており安心です。
下記に各社のリコールページを掲載しておりますので
現在お持ちの方は、ご確認いただければと思います。
電動アシスト自転車関連 - 重要なお知らせ | ヤマハ発動機株式会社